愛知県小牧市にあるメナード美術館へ行ってきました。
日本メナード化粧品株式会社の創業者、野々川大介・美寿子夫妻が中心となり、20数年にわたり収集した美術作品は1,600点を超えています。今回のコレクション展はその中からおよそ80を出品。
クロード・モネ《チャリング・クロス橋》
ポール・セザンヌ《麦藁帽子をかぶった子供》
フィンセント・ファン・ゴッホ《一日の終り(ミレーによる)》
ポール・ゴーギャン《椅子の上》
エドガー・ドガ
ジェームズ・アンソール《仮面の中の自画像》
ジョアン・ミロ《猫と紐》
ルネ・マグリット《星座》
ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(773-1)》
横山大観《霊峰十趣・夜》
田渕俊夫《煌》
藤田嗣治《横たわる裸婦》
オーギュスト・ロダン《接吻》
富田菜摘《大雅》
など
気になった作品について
大きな美術館ではないものの、名品ばかり。収集に力を入れていたことが伝わってきました。
建物内は写真撮影が許可されていないため、作品は公式ホームページでご覧ください。
クロード・モネ《チャリング・クロス橋》
イギリスのロンドンにあるチャリングクロス橋を描くモネの連作。1899〜1905年で37枚、展示作品は1899年なので古い作品です。
メナード美術館に所蔵されている作品は、ピンク とグレーが混じったような淡い色が印象的でした。
「モネ 連作の情景」展(上野の森美術館:2023/10/20〜2024/1/28、大阪中之島美術館:2024/2/10〜5/6 )では、2作品(※東京では1作品のみ)が展示されているようです。
連作は自分が1番好きな作品を見つけるのもひとつの楽しみ方だと思っています。
ジェームズ・アンソール《仮面の中の自画像》
赤や黄色を使用した色鮮やかな作品でも、よく見ると仮面や骸骨でキャンバスが埋め尽くされています。目が合うのは赤い帽子を被った人物ただ1人。画像ではわかりにくいのですが、実物は目がキラキラと輝いているように見えました。
しかし、この人物はアンソール本人ではなく、画家ルーベンスの顔という説もあるようです。ルーベンスの仮面を被った自分という自画像でしょうか…。
メナード美術館 概要
住所:〒485-0041 愛知県小牧市小牧五丁目250番地
TEL: (0568)75-5787
開館時間:10:00〜17:00(最終入館は16:30)
休館日:月曜日(祝休日の場合は直後の平日)展示替等による臨時休館、年末年始 ※ホームページで確認してください。
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