&TEAMはなぜ日本人が多い?3つの理由を解説

芸能
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2025年11月9日、&TEAMの紅白歌合戦初出場が内定し、大きな話題となりました。このグローバルグループについて調べていると「なぜ日本人が多いの?」という疑問を持つ方が多いようです。

実は&TEAMの9人のメンバーのうち、7人が日本人です。BTSなどが所属する韓国の大手事務所HYBEの日本本社から誕生したグループなのに、なぜこれほど日本人メンバーが多いのでしょうか。その理由を詳しく解説します。

&TEAMのメンバー構成は?

9人のメンバーの国籍内訳

&TEAMは以下の構成となっています。

日本人メンバー(7人)

  • K(ケイ)
  • FUMA(フウマ)
  • YUMA(ユウマ)
  • JO(ジョー)
  • HARUA(ハルア)
  • TAKI(タキ)
  • MAKI(マキ)※日本とドイツのハーフ

その他の国籍(2人)

  • EJ(ウィジュ):韓国人、グループのリーダー
  • NICHOLAS(ニコラス):台湾人

このように、9人中7人が日本人という構成になっています。

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なぜ日本人メンバーが多いのか?3つの理由

理由1:「Japan to Global」戦略の体現

&TEAMが日本人中心のグループである最大の理由は、HYBE JAPANが掲げる「Japan to Global(日本から世界へ)」という戦略にあります。

HYBEは韓国を拠点とするHYBE、日本本社のHYBE JAPAN、アメリカ本社のHYBE AMERICAという3社の本社体制で世界展開しています。HYBE JAPANは単なる韓国本社の支社ではなく、日本での事業における責任と権限を持つ独立した本社という位置付けです。

HYBE JAPANのCEOであるハン・ヒョンロック氏は、&TEAMについて「日本から世界へ」を実現する存在として位置付けており、日本発のアーティストがグローバルに活躍できるよう支援するプロジェクトの一環として誕生したグループなのです。

理由2:日本市場の重要性

日本は世界第2位の音楽市場であり、HYBEにとって戦略的に重要な市場です。2021年1月、HYBE LABELS JAPANは「日本を皮切りにグローバルに活躍するアーティストを生み出す」ことを目標に、グローバルデビュープロジェクトを始動させました。

BTSやTXTなど韓国を拠点とするアーティストのプロモーションだけでなく、日本発のアーティストを育成しながらグローバルな展開を目指した活動を推進することで、日本市場での存在感を高める狙いがあります。

理由3:オーディションの仕組み

&TEAMは、オーディション番組「&AUDITION – The Howling –」から誕生しました。このオーディションには2つのグループが参加していました。

デビュー確定組(4人)
2020年に放送された韓国のオーディション番組「I-LAND」に出演し、ENHYPENのデビューメンバーには選ばれなかったものの、既にデビューが決定していたK、NICHOLAS、EJ、TAKIの4人です。

練習生組(11人)
デビューを目指す日本の練習生11名で、この中からFUMA、YUMA、JO、HARUA、MAKIの5人が選ばれました。

つまり、日本で開催されたオーディションで日本の練習生を中心に選抜されたため、結果的に日本人メンバーが多くなったという経緯があります。

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日本人メンバーが多いことのメリット

日本市場での親しみやすさ

日本人メンバーが7人もいることで、日本のファンにとって身近な存在として応援しやすいグループになっています。メンバーの多くが日本語を母語としているため、テレビ番組やイベントでのコミュニケーションもスムーズです。

グローバルな多様性

一方で、韓国人のEJ、台湾人のNICHOLASが加わることで、多国籍な構成となり、グローバルグループとしての魅力も兼ね備えています。メンバーは日本語、韓国語、中国語、英語、ドイツ語とマルチな言語に対応できるため、世界中のファンとコミュニケーションが可能です。

日韓の文化を融合

日本人メンバーが多いながらも、HYBEが培ってきたK-POPのノウハウやインフラを活用しているため、K-POPの高いパフォーマンス力と日本の音楽性を融合させた独自のスタイルを確立しています。

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日本人メンバーの実力は?

豊富な経験を持つメンバーたち

&TEAMの日本人メンバーは、デビュー前から豊富な経験を積んできた実力者ばかりです。

  • YUMA:ジャニーズの関西Jr.として活動した経験を持ち、その後エイベックス・アーティストアカデミーに所属していました
  • FUMA:幼少期からダンスを始め、6歳からミュージカルスクールに通い、ダンススクールの講師も務めていました
  • K:EXILEらが所属するLDHが開業したダンススクール「EXPG」に通い、海外にダンス留学した経験もあります
  • MAKI:子供の頃にミュージカルに出演していた経験があり、高い歌唱力を誇ります

一糸乱れぬパフォーマンス

&TEAMの特徴は、完璧にシンクロした迫力のダンスと力強い歌声です。K-POPを見慣れた韓国の視聴者からも「パフォーマンスも曲もビジュアルも全てハイクオリティー」と評価されるほどの実力を持っています。

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日本人が多いことへの反響

ポジティブな反応

日本のファンからは「日本人メンバーが多いから応援しやすい」「日本のテレビで日本語で話してくれるのが嬉しい」という声が多く聞かれます。

また、2024年10月に韓国デビューを果たした際には、韓国の音楽番組で3冠を達成するなど、日本人中心のグループでありながら韓国でも高い評価を得ています。

グローバルな成功

2025年、&TEAMは日韓両国でそれぞれミリオン達成という日本のアーティスト史上初の快挙を成し遂げました。日本人メンバーが多いことが障害になるどころか、むしろ新しい価値を生み出しているのです。

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HYBEの新しい戦略「マルチホーム・マルチジャンル」

2024年8月、HYBEは新成長戦略「HYBE2.0」を発表しました。この戦略では、アメリカ、日本、ラテンアメリカを中心に、各地域の文化や特性に合わせた事業を展開し、各市場をリードする存在になることを目指しています。

&TEAMは、この「マルチホーム・マルチジャンル」戦略の先駆けとなるグループです。日本を拠点としながら、韓国でも活動し、世界を舞台に活躍する。このモデルは、K-POPの枠を超えた新しいエンターテインメントの形を示しています。

まとめ:日本人が多い理由は「Japan to Global」戦略

  • &TEAMは9人中7人が日本人メンバーで構成されている
  • HYBE JAPANの「Japan to Global」戦略を体現するグループ
  • 日本で開催されたオーディションで日本の練習生から選抜された
  • 日本市場の重要性とグローバル展開を見据えた戦略的な構成
  • 日韓両国でミリオン達成という史上初の快挙を成し遂げた
  • HYBEの「マルチホーム・マルチジャンル」戦略の先駆け

&TEAMに日本人メンバーが多い理由は、偶然ではありません。HYBE JAPANが掲げる「Japan to Global(日本から世界へ)」という明確な戦略のもと、日本発のグローバルグループとして設計されたからです。

日本市場の重要性、日本で開催されたオーディションの仕組み、そしてグローバル展開を見据えた戦略的な判断が、この構成につながりました。

日本人メンバーが多いことで日本での親しみやすさを保ちながら、多国籍な構成でグローバルな魅力も兼ね備える。そんな&TEAMの挑戦は、日本のエンターテインメント業界に新しい風を吹き込んでいます。

紅白歌合戦という大舞台で、「日本から世界へ」を体現する&TEAMのパフォーマンスに期待が高まります。

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