元ジャニーズJr.として活躍していた高橋颯さんが、2017年に旧ジャニーズ事務所を退所したことは多くのファンに衝撃を与えました。ブレイクダンスやヘッドスピンを得意とし、人気Jr.の一人だった高橋颯さんは、なぜ退所という決断をしたのでしょうか。
- 高橋颯さんがジャニーズを退所した時期と背景
- 退所の理由として考えられる3つの要因
- 退所後の活躍と現在の所属事務所
高橋颯さんの旧ジャニーズ時代の活動
高橋颯さんは2011年3月に旧ジャニーズ事務所に入所し、ジャニーズJr.として活動を開始しました。
主な活動歴
- ブレイクダンスやヘッドスピンを得意とするパフォーマー
- 2013年、Sexy Zone佐藤勝利主演ドラマ『49』に出演
- 2014年、阿部顕嵐主演ドラマ『近キョリ恋愛~Season Zero~』に出演
- Number_iの岸優太さんと「岸颯」と呼ばれ人気を集める
特にダンスの技術には定評があり、Jr.の中でも注目される存在でした。
高橋颯さんが退所した時期
高橋颯さんは2017年春頃にジャニーズ事務所を退所しました。
退所の事実は、2017年7月に元Jr.メンバーだった岡本カウアン、川口優、羽生田挙武と共に「ANTIME(アンティム)」というダンスボーカルグループの結成を発表したことで明らかになりました。それまで公式プロフィールには残っていたため、ファンの間では退所が確定していませんでしたが、この新ユニット結成により退所が確実となりました。
退所の理由として考えられる3つの要因
高橋颯さん本人は退所理由を公式には明らかにしていません。ファンレターでは「退所理由をSNS等で明らかにしないでほしい」と伝えていたとされています。
しかし、以下の3つの理由が推測されています。
1. キャリアアップ・ステップアップのため
2011年から約6年間ジャニーズJr.として活動してきた高橋颯さんですが、CDデビューには至りませんでした。
ブレイクダンスや歌唱力など実力がありながらも、Jr.として活動が長期化していたことから、新たなステージでの挑戦を選んだ可能性があります。退所後も芸能活動を継続していることから、この理由が最も有力視されています。
2. 大学進学のため
2017年は高橋颯さんが大学進学を迎える年齢でした。
高校卒業のタイミングでの退所だったため、学業に専念するためという説もありました。ただし、高橋颯さんが実際に大学に進学した情報は見つかっておらず、退所後も芸能活動を継続していることから、この理由の可能性は低いと考えられます。
3. 女性関係のトラブル
2019年に週刊誌で、高橋颯さんが自身のファンとプライベートで交流を持ち、日用品やブランド品のアクセサリーなどをファンに貢がせていたと報じられました。
また、2016年4月には大阪のUSJで女性と二人で歩く姿が目撃されたこともあります。ただし、これらは退所後の出来事や噂であり、退所理由との直接的な関連は不明です。
退所後の活動と現在
高橋颯さんは退所後も精力的に活動を続けています。
ANTIME(アンティム)での活動
2017年7月に元Jr.メンバー4人で「ANTIME」を結成し、8月に配信限定ミニアルバム「BORN AGAIN」でデビューしました。
グループ名の由来は「Anthem(賛歌)」と「Time(時間)」を掛け合わせたものとされています。2018年2月にはファーストアルバム『VISION』をリリースしましたが、2018年9月以降はソロ活動をメインに展開し、2019年5月末にグループは事実上の解散を迎えました。
ホリプロへの移籍
2019年、高橋颯さんは大手芸能事務所ホリプロに移籍しました。
元Jr.のタレント業は困難を極めるケースが多い中、大手事務所への移籍は「栄転」「快挙」とファンから祝福されました。ホリプロ移籍後は、同事務所主催のStar Boys AuditionでWATWING(ワトウィン)のメンバーに選ばれています。
舞台を中心とした活動
ホリプロ移籍後、高橋颯さんは舞台を中心に活動の場を広げています。
主な舞台出演歴
- 2021年「恋するメソッド Season.2」(AbemaTV)
- 2024年「アンドレ・デジール 最後の作品」小西遼生とダブルキャスト
- 2025年1月「無人島に生きる十六人」主演(福本大晴とダブルキャスト)
- 2025年7月「ミュージカル ジェイミー」主演(三浦宏規とダブルキャスト)
- 2025年11月「ミュージカル アトム」主演予定
- 2026年2月「ミュージカル 最後の事件」主演予定
- 2026年6月「舞台『鬼滅の刃』其ノ陸 柱稽古」竈門炭治郎役(阪本奨悟とダブルキャスト)
特に2025年1月からの「無人島に生きる十六人」では、同じく元ジャニーズの福本大晴さんとダブルキャストで主演を務めることが話題となりました。
そして2026年6月には、人気舞台シリーズ「舞台『鬼滅の刃』」第6弾となる「其ノ陸 柱稽古」で、主人公・竈門炭治郎役に抜擢されました。ミュージカル「刀剣乱舞」などで活躍する阪本奨悟さんとのダブルキャストとなり、高橋颯さんにとって初の鬼滅の刃シリーズへの参加となります。
WATWINGでの活動
高橋颯さんはダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバーとしても活動しています。
2024年5月には音楽フェス「“Z祭”SUPER LIVE」に出演し、元ジャニーズの岩橋玄樹さんや7ORDERと共演し、ファンから喜びの声が上がりました。
まとめ
高橋颯さんがジャニーズ事務所を退所した理由は公式には明らかにされていませんが、ステップアップのための決断だった可能性が最も高いと考えられます。
退所後は「ANTIME」での活動を経て、2019年にホリプロへ移籍し、現在は舞台を中心に俳優として着実にキャリアを積んでいます。2025年以降も主演舞台が複数控えており、特に2026年6月には人気シリーズ「舞台『鬼滅の刃』其ノ陸 柱稽古」で主人公・竈門炭治郎役を演じることが決定し、大きな話題となっています。
ジャニーズ時代に培ったダンスや歌唱力を活かしながら、俳優としての道を切り開いている高橋颯さんの今後の活躍がますます期待されます。元Jr.としての経験を糧に、舞台俳優として新たなステージで輝き続ける姿に注目が集まります。



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