ブレイキングダウン18の前日会見で竜選手にビンタをして一躍話題となった江口響選手。地下格闘技から這い上がった千葉喧嘩自慢の彼は、いったい何者なのでしょうか。
この記事でわかること
- 江口響のプロフィールと格闘技での戦績
- 富士見グループ代表としての活動内容
- ブレイキングダウン18ビンタ騒動の詳細と処分
江口響のプロフィール|千葉喧嘩自慢の素顔
江口響選手は、千葉を拠点に活動する格闘技ファイターです。名前の読み方は「えぐち きょう」で、「周りに良い影響を与える」「広く活躍する」という意味が込められています。
基本情報
- 名前:江口響(えぐち きょう)
- 生年月日:1999年4月25日
- 年齢:26歳(2025年12月現在)
- 出身地:千葉県千葉市
- 身長:170cm台半ば(推定)
- 体重:約70kg
- 所属:富士見グループ代表
- 職業:株式会社YSKに勤務する会社員
江口選手の最大の特徴は、見た目の力強さとは裏腹に、冷静で礼儀正しい人柄です。両腕のタトゥーが印象的ですが、インタビューや会見では落ち着いた態度で対応する姿が多くの人から評価されています。
壮絶な過去から格闘技の道へ
江口選手は過去に服役経験があることを自ら公表しています。罪名や詳細は明かされていませんが、刑務所からの出所後に「自分を変えたい」という強い思いから格闘技の世界へ飛び込みました。
2023年10月のYouTube動画では「半年前に刑務所から出てきた」と語っており、出所から約1年でチャンピオンの座に上り詰めたことになります。本人も「人生こっからイイ感じ」と前向きに語っており、過去を糧として再起を果たした姿が多くのファンの共感を呼んでいます。
富士見グループとは?代表としての役割
江口選手が代表を務める「富士見グループ」は、千葉県を拠点に活動する地元仲間の結束を象徴するグループです。公式なジムやチームではなく、地元で育った仲間たちが集まり、互いに切磋琢磨する非公式のコミュニティとして機能しています。
富士見グループの特徴
- 活動拠点:木更津市周辺
- 名前の由来:漢字の縁起が良いこと(富士山の富士)と、千葉の中心という意味
- 活動内容:地元の若者が変な方向に行かないよう導く
江口選手は大会で「富士見グループ代表」として参戦することが多く、仲間との絆を背景に戦う姿が特徴的です。自身の過去を踏まえ、更生を意識したリーダー像が強調されています。
格闘技での実績と戦績
江口選手は地下格闘技からブレイキングダウンへとステップアップし、確かな実績を積み重ねています。
主な戦績
- 地下格闘技:7勝1敗
- 血闘祭:ウェルター級初代王者(2024年3月24日)
- ブレイキングダウン喧嘩自慢100人最強決定戦:ベスト8(2023年10月)
- ブレイキングダウン17:桜井力選手に判定勝利(5-0、2025年9月27日)
格闘スタイルの特徴
- 強烈な左フックが武器
- 前進圧力と打たれ強さ
- 冷静な試合運び
- 相手の攻撃を受けても崩れず反撃へ転じる
特に2024年の血闘祭では、地下格闘技界の実力者が集結する中、持ち前の前進圧力とタフネスを武器に順当に勝ち上がり、見事初代王者の座を獲得しました。
ブレイキングダウンでの活躍
江口選手は2023年10月に行われた「喧嘩自慢100人最強決定戦」で一次予選を突破し、ベスト8まで勝ち進みました。
100人企画の戦績
- 第1回戦 vs 秋山正一郎:江口のKO勝ち(朝倉未来も「強いね!」と絶賛)
- 第2回戦 vs 井上裕太:江口のKO勝ち(強烈な左パンチが相手の顔面に直撃)
- 第3回戦 vs 細川一颯:江口の判定負け(朝倉未来が「結構ムズイな」と判定に悩むほど互角)
その後の合宿企画でも参加し、冷静な対応と礼儀正しさが際立ち、荒々しい格闘スタイルとのギャップが話題となりました。
ブレイキングダウン18ビンタ騒動の真相
2025年12月13日、ブレイキングダウン18の前日公開計量で、格闘技界を震撼させる事件が発生しました。
事件の経緯
第5試合のライト級ワンマッチ、キックルール70kg以下で対戦予定だった江口響選手と北海道喧嘩自慢の竜選手。計量を終えてのフェイスオフで額と額をくっつけてのにらみ合いとなった際、江口選手が竜選手に強烈なビンタを見舞いました。
不意打ちを受けた竜選手は後ろに倒れ、後頭部を床に強く打ち付けて失神。右足が痙攣する緊急事態となり、医療チームが駆けつけました。その後、竜選手はくも膜下出血と診断され、予定されていた試合は中止となりました。
処分と反応
- 江口選手:朝倉未来CEOから2大会出場停止処分
- 朝倉未来CEOのコメント:「不意打ちで失神させてしまうのは本当に良くない」と苦言
- 竜選手:大会当日にケージ内で「不意打ちってよ、一番ダセェだろ男として」とコメント
江口選手は一時SNSで謝罪文を投稿したとされますが、すぐに削除。この行動も批判を受ける要因となりました。
SNSでの反応
事件はSNSで大炎上し、江口選手への批判と擁護の両論が出ました。
- 批判的な声:「傷害事件」「試合前に殴るなよ」
- 擁護的な声:「ブレイキングダウンという界隈の特殊性」を指摘する意見も
千葉喧嘩自慢を束ねる田中雄士選手も「不適切な行き過ぎた行為」として謝罪しています。
江口響の人間性|ギャップが魅力
江口選手の魅力は、見た目と実際の人柄とのギャップにあります。
冷静で礼儀正しい一面
- 合宿スパーリングで記憶が飛んだ際、「自分の寝不足が原因」と正直に語り、相手選手に申し訳ないと謝罪
- インタビューや会見では落ち着いた態度
- 仲間へのリスペクトを大切にする
格闘技への真摯な姿勢
「不良100人企画から2年かけてやっと本戦に出れた。諦めなくて本当に良かった」とSNSで語るなど、努力と粘り強さを持ち合わせています。
まとめ|江口響は何者なのか
江口響選手は、千葉を拠点に活動する格闘技ファイターであり、富士見グループの代表です。過去の服役経験を隠さず、それを糧として再起を果たした人生ストーリーが多くのファンの共感を呼んでいます。
江口響のポイント
- 地下格闘技出身で血闘祭ウェルター級初代王者
- 会社員として働きながら格闘技に取り組む
- 見た目と人柄のギャップが魅力
- 2025年12月のビンタ騒動で2大会出場停止処分
ブレイキングダウン18の前日会見でのビンタ騒動は大きな批判を受けましたが、今後の活動や竜選手との再戦が注目されます。地元千葉を背負い、仲間を大切にしながらリング上で戦い続ける江口響選手の今後に期待が高まります。
注意事項:江口響選手の行動については賛否両論がありますが、この記事では客観的な事実を基に情報をまとめています。格闘技は厳格なルールの下で行われるべきスポーツであり、会見での暴力行為は決して推奨されるものではありません。


