音楽プロデューサーのSKY-HI(日髙光啓)氏が、未成年の女性アイドルと深夜に面会していたことが週刊誌報道で明らかになり、大きな波紋を呼んでいます。本人や事務所も事実関係を認め、謝罪コメントを発表しました。この記事では報道内容と公式発表をもとに、何が問題だったのかを整理します。
この記事でわかること
- SKY-HI氏が未成年女性アイドルと深夜に面会していた事実関係
- 両親の認識と対応について
- 青少年保護育成条例との関係と今後の課題
報道された事実関係
週刊ポストの報道によると、以下の事実が明らかになっています。
面会の経緯
- 2023年夏頃、SKY-HI氏がSNSのDMで当時高校1年生だった女性アイドルAさんに連絡
- その後、SKY-HI氏の自宅兼スタジオで複数回面会
- 面会時間は23時以降の深夜が多く、時には午前1時を過ぎることもあった
- 2024年から2025年にかけても面会は続いていた
LINEメッセージの内容
報道で明らかになったメッセージには以下のようなものがありました。
- 「次のチャンス明日だったよね??」(面会の約束)
- 「お風呂入っちゃうから、24時着くらいで良い?」(深夜0時の呼び出し)
- 「かわいすぎる死ぬ」「タイプすぎて辛いまである」(好意を示す内容)

これに対し、未成年女性Aさんは、心底喜んでいるような返答をしているとのこと。
両親の認識と対応について
母親の証言
Aさんの母親(事務所代表)は取材に対し、以下のように答えています。
当初の認識
- 最初はSKY-HI氏からDMをもらったことを娘と共に喜んでいた
- ダンスレッスンのために自宅へ呼ばれると聞いていた
途中から心配に
- 約1年前から深夜外出が増え、帰宅が遅くなることを心配していた
- 「もう会わないように」と娘に何度も約束させていた
- しかし思春期の娘をコントロールできなかった
「私は許しているわけではありません」「条例とか、考えたこともなかったのですが」と語り、状況を完全には把握していなかったことを認めています。
父親の対応
Aさんの父親は電話取材で以下のように答えました。
- 「遅い時間に日高さんのところに行ったのは、私が送り迎えしたことがあります」
- 「保護者の確認を取っています」
その後、父親からAさん本人のコメントとして、両親ともに事前に把握し了承していたとの文書が送られています。
SKY-HI側の回答と謝罪
BMSG(SKY-HI氏の事務所)は文書で以下のように回答しました。
事実関係の認識
- 自宅兼スタジオで会ったことは事実
- 「軽率で誤解を招く行動」と認める
- 「未成年の方とお会いするにはあまりに非常識な時間帯」と反省
保護者の許可について
「最初はお母さまと共に面会をしました。それ以降、彼女が来られる際には、お父さまが送迎していらっしゃったことで、許可をとっているという認識でおりました」
ただし、報道では11月某日にAさんが一人で電車で帰宅し、最寄り駅で父親の車に乗った様子も確認されています。
メッセージ内容について
「立場をわきまえない、そして未成年の方が相手という意識も足りない非常識なコミュニケーションだったと反省しています」
総括
「適切とは言えません」「未成年の方と夜中に会って話をするといったこと自体がやってはならないこと」として、改めて謝罪しています。
青少年保護育成条例との関係
元テレビ朝日法務部の西脇亨輔弁護士は、以下のように解説しています。
条例違反の可能性
- 保護者の同意や正当な理由なく、深夜に18歳未満の青少年を連れ出したり留めたりする行為は、多くの自治体の青少年保護育成条例に違反する可能性がある
- 東京都の条例では23時以降が「深夜」とされている
保護者の責任
- 保護者も18歳未満の子どもを深夜に外出させないよう努めなければならない
今回のケースでは、保護者の認識が曖昧だった点、送迎が毎回行われていたわけではない点などが問題視されています。
未成年女性アイドルは誰なのか?
報道での情報
週刊ポストの報道では、Aさんについて以下の情報が明かされています。
- 現役高校生(報道時)
- アイドルなどの芸能活動をしている
- 個人事務所に所属(母親が代表)
- BMSGのオーディションに憧れていた
今回の問題の本質
立場の非対称性
- SKY-HI氏は業界で影響力のあるプロデューサー
- Aさんは憧れを抱く未成年アイドル
- この関係性において、適切な距離感の維持が必要だった
時間帯の不適切さ
- 深夜の面会は、内容が相談であっても社会通念上不適切
- 未成年者を預かる立場として、より慎重な配慮が求められた
コミュニケーションの問題
- 「タイプすぎる」などのメッセージは、プロとしての距離感を欠いていた
- 未成年者との関係において、誤解を招かない言動が必要
業界全体の課題
BMSGの公式声明では「コンプライアンス意識の徹底を図る」としています。
今後求められる対応
- 未成年者との面会時間やルールの明確化
- 保護者への適切な情報共有体制の構築
- 第三者の同席など、誤解を招かない環境づくり
- スタッフや関係者への教育の徹底
アイドルやアーティストに憧れる若者が多い現代において、業界全体で未成年者とその保護者が安心して活動できる環境を整備することが急務です。
まとめ
SKY-HI氏と未成年女性アイドルの深夜面会について、本人たちや事務所も事実関係を認め、謝罪しています。両親は送迎などで関与していたものの、完全に状況を把握していたとは言えない部分もあったようです。
重要なポイント
- 深夜の面会は事実で、SKY-HI側も「不適切」と認めている
- 父親による送迎は一部あったが、毎回ではなかった
- 保護者の認識と実態には乖離があった可能性
- 業界全体で未成年者保護の体制見直しが必要
今回の件は、エンターテインメント業界における未成年者保護のあり方を考える重要な機会となるでしょう。若い才能を育てる立場にある大人たちには、より一層の責任ある行動が求められています。





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