「堀慎吾 堀内事件」で検索される方が多いですが、実はこの二人は全くの別人です。堀慎吾選手と堀内正人元プロの混同により、誤った情報が広まっているケースがあります。
この記事でわかること
- 堀慎吾選手のプロフィールと現在の活躍
- 堀内事件(堀内正人失格事件)の概要
- 二人が別人である理由と麻雀界での立ち位置
堀慎吾選手とは
堀慎吾選手は、1984年3月23日生まれの麻雀プロです。新潟県新発田市出身で、日本プロ麻雀協会に所属し、MリーグではKADOKAWAサクラナイツでプレーしています。
主な経歴と実績
堀選手は2010年に日本プロ麻雀協会に入会し、以下の輝かしい実績を持っています。
- 第18期雀王
- 第12期最高位戦Classic優勝
- 第10期天鳳名人位
- Mリーグ2021-22シーズン優勝(KADOKAWAサクラナイツ)
- Mトーナメント2025優勝(2025年8月)
2020年7月にMリーグドラフトでKADOKAWAサクラナイツから指名を受け、Mリーガーとなりました。2022年には業界内で「Mリーグで一番強い人として必ず名前が挙がるのが多井隆晴と堀慎吾」と評されるほどの実力を誇ります。
堀慎吾選手の特徴
堀選手は雀荘で働いていた経験があり、「異常に強いメンバーがいる」という評判から、26歳でプロ入りしました。プロになったきっかけは、当時好意を寄せていた同僚女性の「麻雀プロってかっこいいよね」という言葉でした。
現在も現役のMリーガーとして活躍し、2025年12月現在もレギュラーシーズンで対局を続けています。
堀内事件(堀内正人失格事件)とは
堀内正人元プロは、1985年1月4日生まれの元麻雀プロで、宮城県仙台市出身です。日本プロ麻雀連盟に所属していましたが、2013年の事件をきっかけに2014年9月に退会しています。
事件の概要
堀内事件は2013年11月の第30期十段戦で発生しました。
決勝8回戦東4局で堀内正人元プロが三索をツモった際、以下の行為が問題視されました。
- 困ったような表情で首をかしげた
- 牌を軽く卓に叩きつけた
- 手の内の三索を切りながらため息をついた
この行為が「三味線行為」(相手を欺くような動作)と認定され、失格処分となりました。
処分の内容
堀内元プロには以下の処分が下されました。
- 十段戦失格(2日目終了時点でトップだったにもかかわらず)
- 1年間の謹慎(公式戦出場停止)
- 元十段位のシード権剥奪
- 鳳凰戦B2リーグからC3リーグへ降級
事件の背景と議論
この事件は麻雀界で大きな議論を呼びました。放送されたVTRでは表情やため息が明確には確認できなかったため、審判長の証言のみが根拠となった点が問題視されました。
また、堀内元プロの雀風(鳴きを多用するスピード重視のスタイル)が、連盟上層部の考える麻雀スタイル(メンゼン重視)と異なっていたことも、背景にあったのではないかという指摘もあります。
堀内元プロ自身は「ため息をついていない」「三味線で相手を陥れようなんて考えたこともない」「勝負所で息が荒くなりツモる手に力が入ってしまった」とSNSで説明しています。
堀慎吾選手と堀内事件は無関係
ここまでの説明で明らかなように、堀慎吾選手と堀内正人元プロは完全に別人です。
二人の相違点
両者の違いを整理すると以下のようになります。
- 所属団体:堀慎吾は日本プロ麻雀協会、堀内正人は元日本プロ麻雀連盟
- 生年月日:堀慎吾は1984年3月23日、堀内正人は1985年1月4日
- 出身地:堀慎吾は新潟県新発田市、堀内正人は宮城県仙台市
- 現在の活動:堀慎吾は現役Mリーガー、堀内正人は2014年に連盟を退会
堀内事件は2013年に発生しましたが、この時点で堀慎吾選手はすでに日本プロ麻雀協会に所属しており、全く関与していません。
なぜ混同されるのか
「堀」という姓が共通していることと、両者とも麻雀プロであることから、検索時に混同されるケースが見られます。しかし、堀慎吾選手は堀内事件とは一切関係がなく、現在もトップMリーガーとして活躍を続けています。
まとめ
堀慎吾選手は日本プロ麻雀協会所属のMリーガーで、Mリーグ優勝やMトーナメント優勝など輝かしい実績を持つ現役トップ選手です。一方、堀内事件は2013年に日本プロ麻雀連盟で発生した失格事件で、堀内正人元プロが当事者です。
この二人は全くの別人であり、堀慎吾選手は堀内事件には一切関与していません。麻雀界の情報を調べる際は、選手名や所属団体をしっかり確認することが大切です。
堀慎吾選手は2025年12月現在も現役として活躍しており、今後のMリーグでの活躍が期待されています。



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