格闘家でありながらYouTuberや実業家としても活躍する朝倉未来選手。年商30億円という驚異的な収入を得ている彼が、なぜこれほどまでに成功しているのか、その秘密を詳しく解説します。
この記事でわかること
- 朝倉未来選手の主な収入源と年収の内訳
- 15社以上の会社経営と多角的なビジネス展開
- YouTubeとBreakingDownによる収益モデルの仕組み
朝倉未来の年収は30億円?本当の金額とは
朝倉未来選手は、元プロボクシング王者の内山高志さんのYouTubeチャンネルに出演した際、自身の年収について語りました。その金額は約30億円とされています。
ただし、本人が明言しているように、これは正確には「年商」であり、個人の手取り収入とは異なります。しかし、朝倉選手は「僕の仕事って利益率えぐいんで。ほぼほぼ利益」とも発言しており、実際の利益も相当な額であることが分かります。
15社以上の会社を経営し、それぞれが高い利益率を誇るビジネスモデルを構築していることから、この数字はあながち誇張ではないと考えられます。
朝倉未来の主な収入源8つ
朝倉未来選手の収入は、複数の事業から成り立っています。主な収入源を詳しく見ていきましょう。
1. YouTubeからの広告収益
朝倉未来選手は2019年5月にYouTubeチャンネルを開設し、初月から月収400万円を達成しました。現在のチャンネル登録者数は340万人を超え、総再生回数は11億回以上に達しています。
YouTubeを始めて以降、月収が400万円を下回ったことは一度もないと本人が語っており、その後は月収4000万円以上、最高で月収7000万円を記録したこともあります。年間のYouTube収益だけで5億円以上と推定されます。
人気コンテンツには「全国の喧嘩自慢を集めてみた」シリーズや「BreakingDown」関連の動画があり、これらは数百万回から数千万回の再生を記録しています。
2. BreakingDownの運営収益
朝倉選手が2021年にプロデュースを開始した格闘技イベント「BreakingDown」は、1分1ラウンドという斬新なルールで大きな話題を呼びました。
このイベントは有料配信のペイパービュー形式を採用しており、RIZIN以外の日本の格闘技団体では珍しく成功している事例です。オーディション動画は無料で公開し、視聴者の興味を引きつけ、本戦は有料という巧みなマーケティング戦略が功を奏しています。
テレビ番組での発言によると、PPVの売上額は相当な金額に達しており、スタジオが絶句するほどだったと報じられています。この事業が朝倉選手の収入の大きな柱の一つとなっています。
3. 格闘家としてのファイトマネー
本業である格闘家としても、朝倉選手は高額なファイトマネーを得ています。RIZINでの試合では、1試合あたり3000万円から最高5000万円のファイトマネーを受け取っていたことを本人が明かしています。
一般的な格闘家の1試合あたりの報酬が200万円から300万円程度であることを考えると、その10倍以上の金額です。年間で複数の試合に出場することで、格闘家としての収入だけでも1億円以上になります。
2025年5月には東京ドームで行われた「RIZIN男祭り」で鈴木千裕選手に勝利するなど、現在も第一線で活躍を続けています。
4. アパレルブランド「MATIN AVENIR」
2020年に立ち上げたファッションブランド「MATIN AVENIR(マタン・アヴニール)」も重要な収入源です。ブランド名はフランス語で「朝」と「未来」を意味し、彼の名前を反映したものとなっています。
「動けるお洒落」をコンセプトに、アスリートならではの動きやすさを重視しながらも、トレンドを取り入れたデザインが特徴です。年商は4000万円から5000万円程度と報じられています。
5. CM出演料とテレビ出演
YouTubeで知名度を上げた朝倉選手は、テレビCMにも多数出演しています。「飲むシリカ」などの広告に起用され、CM1本あたり数千万円のギャラを得ていると推定されます。
テレビ番組への出演も増えており、これらのメディア露出が更なる認知度向上とビジネスチャンスにつながっています。
6. 育毛剤「VO-VO」のプロデュース
朝倉選手のYouTubeチャンネルの視聴者層が主に男性であることに着目し、育毛剤「VO-VO」をプロデュースしました。東京大学卒の皮膚科医が監修した科学的なアプローチの製品として市場に投入されています。
自身の影響力を活かした商品開発は、新たな収益源として機能しています。
7. 不動産投資
朝倉選手は不動産投資にも積極的に取り組んでいます。2億5000万円でマンションを建設する計画を動画で公開するなど、資産運用にも力を入れています。
月額300万円の高級マンションに居住していることからも、不動産に対する関心の高さがうかがえます。
8. 仮想通貨投資
過去には仮想通貨への投資も行っており、500万円が4000万円程度に増えたことを弁護士の堀鉄平氏が明かしています。投資によっても資産を増やしていることが分かります。
なぜ朝倉未来は成功したのか?
朝倉未来選手が金持ちになれた理由は、単に格闘家として強いだけではありません。いくつかの成功要因があります。
多角的なビジネス展開
格闘家という本業に留まらず、YouTuber、イベントプロデューサー、アパレル経営者など、複数の顔を持つことで収入源を分散させています。15社以上の会社を経営し、それぞれが相乗効果を生み出す仕組みを作り上げました。
高い利益率のビジネスモデル
朝倉選手のビジネスの特徴は、利益率の高さです。YouTubeやBreakingDownは、一度コンテンツを制作すれば継続的に収益を生み出す仕組みになっています。
特にBreakingDownは、オーディション動画を無料で公開して視聴者を集め、本戦を有料配信するという巧みな戦略により、日本の格闘技界でRIZIN以外では数少ないペイパービュー成功事例となっています。
自己ブランディングの巧みさ
「路上の伝説」という異名や、少年院での過去から更生して成功したというストーリーは、多くの人々の共感を呼びました。YouTubeでは格闘技だけでなく、自身の日常やドッキリ企画なども公開し、親しみやすいキャラクターを確立しています。
マーケティング感覚の鋭さ
BreakingDownの1分1ラウンドというルールは、短時間で決着がつくため視聴者を飽きさせず、SNSでの拡散にも適しています。また、オーディションでのトラブルや選手同士の因縁なども、視聴者の興味を引く要素として活用しています。
視聴者が何を求めているかを的確に把握し、それを提供する能力に長けていると言えます。
継続的な挑戦と進化
2024年7月に平本蓮選手に敗れた際には一度引退を表明しましたが、2025年には復帰を決断。5月のRIZIN男祭りでは鈴木千裕選手に勝利し、7月にはクレベル・コイケ選手とのリベンジマッチにも勝利するなど、格闘家としてのキャリアも継続しています。
失敗を恐れず新しいことに挑戦し続ける姿勢が、彼の成功を支えています。
朝倉未来の最新動向(2025年)
2025年も朝倉未来選手は精力的に活動を続けています。5月4日には東京ドームで開催された「RIZIN男祭り」で前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕選手と対戦し、3ラウンドTKO勝利を収めました。
さらに7月27日の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」では、2021年に三角絞めで失神KOを喫したクレベル・コイケ選手との4年越しのリベンジマッチに臨み、2対1の判定で見事に雪辱を果たしました。
BreakingDownも順調に回数を重ね、2025年9月には第17回大会が開催されるなど、格闘技プロモーターとしても成功を続けています。
また、2023年12月に立ち上げた映画製作プロジェクト「YOKAE FILM」から、2025年1月には映画『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』が公開されるなど、エンターテインメント業界への進出も加速しています。
まとめ
朝倉未来選手が金持ちである理由は、格闘家としての実力だけでなく、優れたビジネスセンスと多角的な事業展開にあります。
年商30億円という数字は、YouTube、BreakingDown、格闘家としてのファイトマネー、アパレルブランド、各種投資など、複数の収入源から成り立っています。特に利益率の高いYouTubeとBreakingDownが収入の大きな柱となっています。
15社以上の会社を経営し、それぞれが相乗効果を生み出す仕組みを作り上げた朝倉選手の経営手腕は、格闘家の枠を超えた実業家としての才能を示しています。
2025年も格闘家として復帰戦に勝利し、ビジネスも順調に展開している朝倉未来選手。今後もその活躍から目が離せません。
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