ベイクドモチョチョとは？元ネタと意味を解説！今川焼きや大判焼きとの違いは？

「ベイクドモチョチョ」という言葉を見て、何のことか分からず混乱していませんか。この不思議な響きの言葉は、実はあの和菓子を指すネットスラングとして、2021年頃からじわじわと広まり、今では多くの人に知られる存在になっています。

この記事でわかること

ベイクドモチョチョの正体

ベイクドモチョチョとは、今川焼き、大判焼き、回転焼きなど地域によって様々な呼び方がある和菓子を指す、インターネット上で生まれた造語です。もちろん、実際にこの名前で販売されている商品は存在しません。

2021年6月13日、インターネット上の匿名掲示板で、この和菓子を「ベイクドモチョチョ」と呼ぶ書き込みが投稿され、同日以降Twitterなどでも見かけられるようになりました。

具体的には以下のような流れで広まりました。

「ベイクド」はおそらく英語のbaked（焼いた）から、「モチョチョ」の部分は不明ですが、食感がもちもちしているからではないかと推測されています。

ちなみに、生地の部分は小麦粉やベーキングパウダーなどが原料であり、餅ではありません。

真面目な英単語「ベイクド」に、明らかに日本語風で意味不明な擬音語「モチョチョ」が組み合わさることで、視覚・聴覚的に違和感が生まれます。

この不思議な語感が特徴です。

国語学者の岸江信介によると、今川焼きを指す呼び名は少なく見積もっても全国で100種類以上あるといわれています。

主な呼び方の例：

2021年頃に日本のインターネット上では、呼称が統一されていないことを皮肉り「ベイクドモチョチョ」を統一名称にしようというジョークが生まれたのです。

2023年11月8日、スプラトゥーン3において「フェス」のお題に選ばれました。日本では「今川焼き」「大判焼き」「回転焼き」の3つから選ぶという内容になりました。

このフェス開催時に、ベイクドモチョチョという言葉が再びTwitterのトレンドに入り、大きな話題となりました。

フェス開催時には以下のような反応がありました。

現在では、ネットコミュニティによって使われ方が異なります。

言う人はネット上以外ではあまりいないとは思われますが、ベイクドモチョチョと聞いて今川焼きのことだと分かる人は一定数いると考えられています。

ベイクドモチョチョは、地域によって呼び方が異なる和菓子の名称論争から生まれた、インターネット発祥の造語です。2021年6月に匿名掲示板で初めて登場し、その独特な語感と意味不明さが話題を呼び、徐々に広まっていきました。

2023年にはスプラトゥーン3のフェスお題として取り上げられたことで再び注目を集め、多くの人に知られる存在となりました。実際にこの呼び方を日常的に使う人は少ないものの、ネット上では定番のネタとして定着しています。

あなたは今川焼き派ですか？それとも大判焼き派？もしくはベイクドモチョチョ派でしょうか。