音楽プロデューサーのSKY-HI(日髙光啓)氏と未成年女性アイドルの深夜面会が報じられ、業界に衝撃が走っています。事務所も事実を認め謝罪しましたが、一体いつから何が起きていたのでしょうか。
この記事でわかること
- 2023年夏から2025年まで約2年間の関係の変化
- 当初は保護者同席だったが徐々に深夜面会が常態化した経緯
- 保護者の認識と実態の乖離が生じた過程
2023年:すべての始まり
2023年夏頃 – 最初の接触
SKY-HI氏と未成年女性アイドルAさん(当時高校1年生)の関係は、2023年の夏に始まりました。
きっかけ
- SKY-HI氏がSNSのDMでAさんに連絡
- Aさんは憧れのプロデューサーからのメッセージに大喜び
- 周囲に「日高さんと会ってるんだよね」と嬉しそうに自慢
最初の面会
- 母親も同席した面会が行われる
- ダンスレッスンという名目
- 母親もこの時点では喜んでいた
2023年後半 – 深夜訪問の常態化
この頃から状況が変化し始めます。
- 深夜に自宅兼スタジオに呼ばれることが増える
- 24時を過ぎた深夜の訪問も多くなる
- Aさんは「よく呼んでもらうんだ」と周囲に話す
- 父親が送迎することもあった
知人Xさんの証言によれば、Aさんは日高氏との関係を誇らしげに語り、高級そうな部屋にいる写真をSNSに投稿することもあったといいます。
2024年:関係の継続と保護者の懸念
2024年6月某日
週刊ポストが入手したLINEメッセージには、深夜の呼び出しが記録されていました。
23時35分のメッセージ
- 「お風呂入っちゃうから、24時着くらいで良い?」
- 深夜0時に来るよう促す内容
2024年9月某日
この日のやり取りも詳細に報じられています。
時系列
- 22時52分「あと二十分で家つくー!」
- 22時58分「この時間に歩いてくるの気をつけてね」
- 23時2分「誘拐されちゃう」(Aさんを気遣う内容)
- 午前1時8分までにAさんを帰宅させる
この日も深夜に及ぶ面会でした。
2024年12月11日深夜〜12日 – バースデーライブ当日
SKY-HI氏の誕生日という特別な日にも、深夜の呼び出しがありました。
バースデー前夜から当日
- 12日午前0時9分「体だけシャワー浴びたいけど、きてからでも今のうちでも良いよ」
- Aさんはライブの成功を祈るメッセージを送信
- 12日18時29分、ライブ直前にSKY-HI氏が感謝のメッセージ
2024年後半 – 母親の懸念
この頃から母親が状況を深刻に受け止め始めます。
母親の対応
- 深夜外出が増えることを心配
- 「もう会わないように」と娘に何度も約束させる
- しかし思春期の娘をコントロールできず
母親の証言によれば、「1年前くらいから深夜に外出することが増えて、帰ってこない日も増えて、本当に心配していて」という状況でした。
2025年:発覚と謝罪
2025年11月某日 – 単独での訪問
週刊ポストの取材班が目撃した日の詳細です。
Aさんの行動
- 港区の駅から徒歩10分以上かけて1人でSKY-HI氏宅へ
- 22時頃に自宅を出る
- 1人で電車に30分以上乗って帰宅
- 最寄り駅で父親が運転する車に乗車
この日は父親の送迎があったのは最寄り駅からのみで、それまでは完全に単独行動でした。
2025年12月中旬 – 取材と証言
週刊ポストが関係者に取材を開始します。
母親の証言
- 「私は許しているわけではありません」
- 「私は知りませんでした」(11月の訪問について)
- 条例違反の可能性を指摘されると驚きの様子
父親の証言
- 「私が送り迎えしたことがあります」
- 「保護者の確認を取っています」
- 後日、Aさん本人のコメントとして「両親ともに事前に把握し了承していた」との文書を送付
2025年12月19日 – 公式謝罪
BMSG(SKY-HI氏の事務所)が公式サイトで謝罪文を発表しました。
主な内容
- 「相手方保護者の方のご承諾を得ていたと認識していた」
- 「未成年の方に対して不適切な時間帯に面会を行うなど、一般社会の常識とは乖離した軽率な行動」
- 「お父さまが送迎していらっしゃったことで、許可をとっているという認識」
- 「適切とは言えません」と全面的に反省
時系列で見える問題の変化
初期段階(2023年夏〜後半)
- 母親も知っていて喜んでいた
- ダンスレッスンという明確な目的
- 保護者同席の面会もあった
- 比較的健全な関係性
中期段階(2023年後半〜2024年前半)
- 深夜の訪問が常態化
- 父親の送迎があることも
- しかし時間帯は徐々に遅くなる
- 母親が心配し始める
後期段階(2024年後半〜2025年)
- 母親が「会わないように」と止めるが効果なし
- 1人で電車で帰宅するケースも発生
- 保護者の認識と実態に大きな乖離
- 完全にコントロール不能に
LINEメッセージから見える関係性
報道されたLINEメッセージには、以下のような内容もありました。
好意を示す内容
- 「かわいすぎる死ぬ」
- 「タイプすぎて辛いまである」
- 「だぁいすき」
SKY-HI氏側も「立場をわきまえない、そして未成年の方が相手という意識も足りない非常識なコミュニケーションだった」と認めています。
何が問題だったのか
時間帯の不適切さ
- 東京都の青少年保護育成条例では23時以降が「深夜」
- 保護者の同意があっても社会通念上不適切
- 未成年者を預かる立場としての配慮不足
保護者とのコミュニケーション不足
- 父親の送迎があったのは一部のみ
- 母親は途中から状況を把握していなかった
- 「許可を得ている」という認識に食い違い
立場の非対称性
- 業界で影響力のあるプロデューサーと未成年アイドル
- Aさんは日高氏に憧れを抱いていた
- BMSGのオーディションへの期待もあった
まとめ
2023年夏から2025年まで約2年間にわたる関係の変化を時系列で見ると、当初は保護者も関与していた健全な関係が、徐々に深夜面会が常態化し、最終的には保護者のコントロールが効かなくなっていった過程が分かります。
重要なポイント
- 最初は母親同席でダンスレッスンという明確な目的があった
- 2023年後半から深夜訪問が常態化
- 2024年後半には母親も止められない状況に
- 父親の送迎は一部あったが毎回ではなかった
- 2025年11月には単独での長時間移動も発生
今回の件は、エンターテインメント業界における未成年者保護の難しさを浮き彫りにしました。憧れの存在との関係において、未成年者本人が嫌がっていない場合でも、大人の側が適切な距離感を保つ責任があることを改めて示す事例となりました。




コメント