トミー・バストウさんは、2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』でヒロインの夫「ヘブン」役を演じます。
なんと、1767人が参加したオーディションで選ばれました。
イギリス出身の俳優ですが、テレビシリーズ『SHOGUN 将軍』(2024年)にポルトガル人の祭司役で出演した際は、日本語が上手いと話題になりました。
トミーさんが日本語が上手い理由のひとつに、日本人の妻がいるのでは?という説もありますが、本当なのでしょうか。
また、日本語勉強法や朝ドラオーディションを受けたきっかけも調査していきます。
- トミー・バストウの妻は日本人説の真相
- なぜ日本語が上手い?トミーの日本語勉強法
- 朝ドラオーディションを受けたのはなぜ?
トミー・バストウのプロフィール
- 生年月日:1991年8月26日
- 出身地:イギリス
- 音楽活動:
- 2007年ロックバンド「FranKo」結成
- リードボーカルとして現在も活動中
- 俳優デビュー:
- 2008年「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」で映画初出演
- イギリスで俳優としてのキャリアをスタート
- 活動拡大:2018年よりアメリカでも活動
- 主な出演作品:
- 「Man in an Orange Shirt」(2017/BBC)
- 「The Crossing/未来からの漂流者」(2018/ABC)
- 「ネバー・バックダウン/自由への反乱」(2021/ソニー・ピクチャーズ、ケリーマディソン監督)
- 「ザ・ウィンドウ」(2022/日独合作・ZDF・フジテレビ)
- 「SHOGUN 将軍」(2024/エミー賞受賞ドラマ、マルティン・アルヴィト司祭役)
トミー・バストウさんは出身地イギリスでデビュー後、アメリカへ活動を広げました。
俳優だけではなく、ロックバンドのボーカルとして音楽活動もしています。
日本人の妻は誰?
トミーバストウさんは34歳(2025年)ですが、結婚している、妻がいるという情報はみつかりませんでした。
おそらく「独身」ではないかと思われます。
イギリス、アメリカ、日本など様々な国での仕事を行っているいるところをみると、独身の可能性が高そうです。

日本語が上手いのは、日本人と結婚しているからではなさそうです!
日本語勉強法は?上達のコツは1日8時間勉強!
日本語の勉強は、教科書を使用し10年くらい前から独学で始めました。
将軍の出演が決まった際には、撮影のない日は8時間勉強していたとのこと。
オーディションでは日本語の先生相手に上手く話せていると思っていましたが、現場で日本人と話して差を感じ、もっと学ぶ必要があると感じたそうです。
この役のオーディションを受けたとき、日本語教師との会話ばかりしていたので、自分は日本語がペラペラだと確信していたんです。「大丈夫。僕は流暢だ。任せて!」って感じでした。
でも実際に撮影現場で本物の日本人と日本語で話してみたら、まだやるべきことがたくさんあると気づきました。撮影がないときは、毎朝起きて一日8時間ひたすら勉強していました。
“Shogun Stars Tease The Real-World Significance Of The Samurai Series Remake” (英語). Screen Rant
朝ドラ記者会見後のインタビューでは、現在は敬語を勉強していると語っています。
また、日本語を勉強するためにはリアリティ番組も活用していると言い、『あいの里』を見ているそうです。
「日本語を勉強するためには、リアリティ番組を観ます。今は『ラブ・ヴィレッジ(あいの里)』を観ています。日本語を勉強するには、残念ながら黒澤明さんの作品はすごくわかりにくい」
Real Sound
日本に興味を持ったきっかけは黒澤映画
日本語に興味を持ったきっかけは、幼い頃に、父親が世界中の映画をみせてくれたことです。
黒澤映画に惹かれるようになり、そこから映画だけでなく、日本の文化や武士道といったものにも興味を持ちました。
「10年前に父が世界中の映画を見せてくれました。そのなかで“日本の黄金時代”の映画が特に好きです。『用心棒』『羅生門』などの映画に惹かれました。昔の映画は渋いですね」
NHK WEB
初めは趣味程度だったそうですが、『SHOGUN 将軍』のオーディション話をきっかけに、さらに日本語の勉強を頑張るようになりました。

トミーバストウさんのヒーローは三船敏郎さんだそう!
朝ドラオーディションを受けたきっかけは?
将軍で共演した穂志もえかさんからオーディションがあることを教えてもらったことがきっかけです。
そこから制作統括の橋爪國臣さんのメールアドレスを入手し、日本語の文面で自身を売り込みました。
そして、応募者数、国内外合わせて1767人の中から選ばれました。
橋爪國臣さんはトミーさんに対して、巡り合った瞬間にすごいオーラを感じたと語っています。
バストウについて「スタジオに入ってきて、めぐり合った瞬間に『この人なんだな』って思うぐらいすごいオーラを感じた」と告白。高石のヒロイン選出時と同様に「全員一致で『この方しかいない』となった」と明かした。
ENCOUNT
朝ドラで外国人オーディションといえば、『マッサン』(2014年度後期)ですが、当時の応募者数は521人なので、『ばけばけ』はその3倍以上の人数です。
ヒロインの夫・ヘブン役のオーディションは国内だけではなく、海外にも募集しました。国内は246人、海外からは1521人(アメリカ1352人、イギリス149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)の方にご応募いただきました。
NHK
(参考:マッサンの時は国内 232人、海外 289人=521人)
トミーさんは日本国内にホームステイした経験があり、そこで朝ドラ作品『ちむどんどん』(2022年度前期)と『ブギウギ』(2023年度後期)を見ていたそうです。
まとめ
トミー・バストウさんが日本語を話せるのは、長年にわたる学習や現場での実践を積み重ねてきたからだと分かりました。
さらに、役作りのために古語や特殊な日本語にも挑戦し、SNSでは日本語での発信も続けています。
一方で一部では「日本人の妻がいるから日本語が上手いのでは?」という噂もありますが、現時点で公式に妻や結婚に関する情報は確認されていません。
そのため、日本語力の背景はあくまでも本人の努力と学習の成果だと考えられます。
今後もトミーバストウが日本語や日本文化にどう関わっていくのか、俳優としての活動とあわせて注目していきたいですね。
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