和田政宗の妻・娘など家族構成は？元NHKアナウンサーの経歴も調査

2025年10月の宮城県知事選で注目を集めた和田政宗氏。元NHKアナウンサーから参議院議員へと転身し、自民党所属議員として活動してきました。本記事では、和田氏の経歴や家族構成、妻との不妊治療経験を通じて打ち出した政策について解説します。

和田政宗氏のプロフィールと経歴

1997年にNHKにアナウンサーとして入局し、新潟中越地震、中越沖地震、十勝沖地震などの取材を通じ、防災・復興政策を専門としました。阪神・淡路大震災を報道するアナウンサーの姿を見て、自身もアナウンサーを志したと述べています。

2013年の参議院議員選挙で宮城県選挙区において初当選、2019年に全国比例区で再選し、参議院内閣委員長を歴任しました。

伊達政宗公のファンであった父から「政宗」と名付けられ、NHKにアナウンサーとして就職してから赴任地希望を仙台と出し続け、2009年にようやく希望が叶いNHK仙台放送局に赴任しました。宮城県との縁は名前からも、そして職業人としてのキャリアからも深いものがあります。

妻の名前は和田美穂さんで、群馬県藤岡市の出身。実家は現在も群馬県内でガソリンスタンドを経営されているとのことです。妻の美穂さんの年齢は和田政宗さんと同い年で、2025年の時点で51歳になります。

待望の子供も仙台の地で不妊治療により授かりました。和田さん夫妻は不妊治療の経験者で、第1子は3年間、第2子は4年間不妊治療を続けたといいます。2人のお子さんの不妊治療に掛った費用は400万円でした。

和田氏自身が語ったところによると、妻と同い年で、33歳から不妊治療を開始。

初めはタイミング療法や人工受精を行い、その後、体外受精に進み、36歳直前で第1子を授かることができました。第2子も不妊治療で授かりましたが、子宮外妊娠を経験し、第2子を授かるまでには約4年かかりました。

この困難な経験が、後の和田氏の政治活動に大きな影響を与えることになります。

長男の名前は吉宗くんで、2024年時点で14歳です。長男の吉宗くんは、長年の不妊治療の末に授かった待望の第一子です。名前の由来については公式には明らかにされていませんが、父親の「政宗」から一文字を取った、または徳川吉宗にちなんだのではないかと推測されています。

長女は華穂（かほ）ちゃんといい、2024年時点で9歳です。華穂ちゃんの名前の由来は、お母さんの美穂さんから一字を取って名付けたそうで、「健やかに花のように真っ直ぐに育ってほしい」という和田政宗さんの願いが込められています。

二人の子どもの名前には、それぞれ両親への思いや願いが込められていることが分かります。

和田氏は自民党内に不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟を立ち上げ、不妊治療の保険適用に向け動きの中心となりました。2020年に自民党「不妊治療への支援拡充を目指す議員連盟」を立ち上げ、会長に甘利明衆院議員、幹事長に野田聖子衆院議員、そして和田氏が事務局長に就任しました。

この活動により、2022年4月から不妊治療の保険適用が実現しました。自らの経験に基づいた政策実現は、多くの不妊治療に悩む夫婦にとって大きな前進となりました。

和田政宗さんは宮城県知事選で、日本一の子育て県へを政策に掲げています。出産や育児にかかる費用の完全無償化と給付の実行、出産支援金として、県独自に1子あたり30万円給付を掲げています。

自身の不妊治療経験が、現在の子育て支援政策に大きく影響していることが分かります。当事者としての経験が、政策立案に活かされている好例と言えるでしょう。

宮城県知事選は2025年10月26日に投開票され、投票率は46.50%でした。開票結果は、当選した村井嘉浩氏が340,190票、和田政宗氏が324,375票で、約1万6千票差で惜敗しました。

和田氏は水道事業の再公営化や外国人労働者の受け入れ促進反対などを訴えました。参政党は和田氏と政策覚書を締結し、党としての対応は自主投票としました。

10月27日、自民党宮城県連は、宮城県知事選に党籍を持ったまま参政党と連携して戦った和田政宗元参院議員を処分する検討に入りました。複数の県議らは和田氏が参政党との政策協力に合意したことを問題視しました。県連幹部からは「本来であれば自ら（党を）去るのが筋だ」という声も上がっています。

和田政宗氏は、元NHKアナウンサーから参議院議員へと転身し、宮城県を拠点に活動してきました。妻・美穂さんとともに不妊治療という困難を乗り越え、長男・吉宗くん、長女・華穂ちゃんの2人の子どもに恵まれました。

この経験が不妊治療保険適用の実現や子育て支援政策につながっています。2025年の宮城県知事選では惜敗しましたが、自身の体験に基づく政策提言は多くの共感を呼びました。今後の政治活動が注目されます。