ピンクのホットパンツに金髪ツインテール、「なんそれ!」のフレーズで人気急上昇中の芸人・ZAZY(ザズィー)。独特な見た目とシュールなネタで注目を集める彼の素顔と、壮絶な生い立ちに迫ります。
- ZAZYの基本プロフィールと芸人としての経歴
- 超スパルタだった父親と家庭環境の実態
- 高学歴からお笑いの道へ進んだ理由
ZAZYのプロフィール
基本情報
- 本名:赤井俊之(あかい としゆき)
- 生年月日:1988年6月27日(37歳)
- 出身地:大阪府泉南市
- 身長・体重:175cm・65kg
- 所属:吉本興業
- 活動開始:2011年4月デビュー、2013年から「ZAZY」名義
芸名の由来
「ZAZY」という芸名は「ずっと、あなたと、ずっと、吉本」の略です。吉本興業への強い思い入れが込められています。
主な実績
ZAZYの生い立ちと学歴
超高学歴芸人
ZAZYさんは高学歴芸人として知られています。
学歴の詳細
- 小学校:泉南市立西信達小学校
- 中学・高校:智辯学園和歌山中学校・高等学校
- 大学:東京理科大学経営学部(中退)
智辯和歌山高校は偏差値67の和歌山県トップクラスの進学校で、甲子園の常連校としても有名です。
大学中退からお笑いの道へ
一年の浪人を経て東京理科大学経営学部へ進学したものの2か月ほどで通学しなくなり、一年ほど自宅に引きこもってお笑いのDVDを見続ける生活をして中退しました。
芸人になろうと考えたきっかけについて、ZAZYさんは次のように語っています。
「将来のことを考えた時に、定年まで収入や有給休暇の面などで安定した仕事は面白くなさそうに思い、むしろ安定が怖くなって、逆に不安定を求めて芸人の道へ行こうと思った」
両親には「休学している」と嘘をつき、2010年にNSC大阪校33期生として入学しました。
壮絶な家庭環境
父親は塾経営者
ZAZYさんの家庭環境は、かなり特殊なものでした。父親は高校受験専門の塾を経営しており、自ら全科目を教えていたそうです。
スパルタすぎる教育方針
父親の教育方針は今では考えられないほど厳しいものでした。
塾での指導方法
実の息子への教育
塾の生徒だけでなく、実の息子であるZAZYさんへの教育も過酷でした。
最も衝撃的なエピソードとして、「寝るな。寝たら殺す」と言われて、本当に背中に包丁を突きつけられた ことを明かしています。泣きながら勉強していたという そうです。
他にも以下のようなエピソードがあります。
- バレンタインデーに初めてもらったチョコと手紙を見つけられ、「色気づいているから勉強しない」と手紙を破られてチョコを食べられた
- 小学生の時から中学生の授業を受けさせられた
- 父親にボコボコにされた中学生が、小学校でZAZYさんをいじめることもあった
父親との最後
父親はNSC卒業の頃(2011年)に亡くなった そうです。危篤の知らせを受けても、ZAZYさんは同期とゲーム中だったため「亡くなったら帰るから言って」と返したといいます。
翌朝実家に帰った時にはすでに父親は他界していましたが、最後の一言は「大学だけは卒業してくれよ」と、最後まで教育熱心だった そうです。
本人の受け止め方
壮絶な過去について、ZAZYさんは「虐待とも不幸とも一切思っていない。皆と同じように自分の過去をフリにしてどうするかしか考えてないんですよ」と語っています。
芸人としてのキャリア
デビュー当初
デビュー当時は本名の「赤井俊之」で活動し、今とは真逆の黒髪・スーツ姿でした。目立たなかったため、2013年に「ZAZY」に改名し、金髪ツインテール&ピンクのホットパンツという奇抜な衣装に変更しました。
ちなみに、この衣装はアヴリル・ラヴィーンを意識しているそうです。
上京のきっかけ
2016年に『ぐるぐるナインティナイン おもしろ荘』に出演し、代表ネタ「きぬえにパンパン」を披露したところ、松任谷由実がTwitterのダイレクトメールでラジオ出演を依頼し、コンサートのシークレットゲストとしても出演 しました。
松任谷由実から「このままずっと続けていれば、世間が追いついて来るから大丈夫」と言われたことが上京のきっかけになったそうです。
現在の活躍
2021年・2022年のR-1グランプリで2年連続準優勝 以降、バラエティ番組への出演が急増。高学歴を活かしてクイズ番組でも活躍しています。
また、お見送り芸人しんいちとユニット「ストレス」を組み、M-1グランプリにも出場 しています。
まとめ
ZAZYさんは、父親の超スパルタ教育という壮絶な家庭環境の中で育ちながらも、その経験を笑いに変えて活躍する芸人です。高学歴でありながら安定を捨て、不安定なお笑いの世界に飛び込んだ勇気と、独特の感性が多くの人を魅了しています。
「なんそれ!」というフレーズとともに、これからもZAZYさんの活躍から目が離せません。



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